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第68回ゴールデン・グローブ賞で4部門を獲得し、アカデミー賞候補の筆頭株といえる映画『ソーシャル・ネットワーク』のプロデューサーを務めたスコット・ルーディン、デイナ・ブルネッティ、そしてマイケル・デ・ルカが、新作映画製作に向けて動き出した。しかも、『ソーシャル・ネットワーク』原作者の本を再び映画化するという。
映画『ソーシャル・ネットワーク』写真ギャラリー
ロサンゼルス・タイムズ紙などによると、スコットたち3人は、ベン・メズリックが執筆した書籍「セックス・オン・ザ・ムーン(原題) / Sex on the Moon」を映画化するため、ソニー・ピクチャーズと契約したという。メズリックは『ソーシャル・ネットワーク』の原作となった「facebook世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」や、ケヴィン・スペイシー出演で映画化された「ラス・ヴェガスをブッつぶせ!」などを手掛けた作家で、本作は昨年出版されたばかりの新作となる。
今年の映画賞を席巻している作品の原作者とプロデューサーとの再タッグとなるこの作品。監督などの主要スタッフは決定していないため、完成はだいぶ先のことになりそうだが、完成の暁には、またもや各映画祭の台風の目となりそうだ。
「セックス・オン・ザ・ムーン(原題)」は、2002年、米航空宇宙局(NASA)の若手科学者サド・ロバーツが、恋人の気を引くために、ジョンソン宇宙センターに保管されている月の岩石を盗み出し、インターネット上で売りさばこうとした事件を描いた作品。
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アカデミー賞へのジャンプ台といわれているゴールデン・グローブ賞が発表された。また、今までに全米映画批評家協会賞をはじめ、ニューヨーク映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞といった、映画評論家を対象とした数々の映画賞が発表されている。アカデミー賞候補とうわさされている話題作が、現在までにそれらの映画賞でノミネートされた、あるいは受賞した数を見てみると、以下のようになる。(Awards Season調べ)
『ソーシャル・ネットワーク』 受賞数39 ノミネーション数31
『インセプション』 受賞数17 ノミネーション数36
『ザ・ファイター』 受賞数14 ノミネーション数23
『ブラック・スワン』 受賞数9 ノミネーション数52
『英国王のスピーチ』 受賞数10 ノミネーション数49
『トゥルー・グリット』 受賞数6 ノミネーション数32
『キッズ・オールライト』 受賞数5 ノミネーション数29
『127アワーズ(原題)/127 Hours』 受賞数0 ノミネーション数32
『ラビット・ホール(原題)/ Rabbit Hole』 受賞数0 ノミネーション数12
『ブルーバレンタイン』 受賞数0 ノミネーション数9
この結果を見ると、ワインスタイン・カンパニーのオスカー狙い作品『ブルーバレンタイン』がまったくといっていいほど伸びておらず、同社の社長が米国映画協会にわざわざ直談判してまで、本作のレーティングを18歳未満入場禁止のNC17指定から、R指定(保護者同伴なら鑑賞可能)に変更した苦労が及ばず……といった状況となっている。
昨年から10作品が選出されることになったアカデミー賞作品部門のノミネーション作品は、上記のリストに限りなく近づくことが予想されている。この一覧からアカデミー賞各部門の最終的な受賞作品を予想することは難しいものの、現在における業界のうわさを総合すると、作品賞候補の本命は映画『ソーシャル・ネットワーク』と『英国王のスピーチ』だといわれている。
『ソーシャル・ネットワーク』は個人の俳優部門賞獲得よりも作品賞、脚本賞をものにする確率が高いとされており、その強力なライバルとして『英国王のスピーチ』が肩を並べている。この作品の主演男優コリン・ファースは主演男優賞の最有力候補で、現時点では『ソーシャル・ネットワーク』の人好きしない金持ちオタク青年よりも、言語障害を克服したイギリス国王のほうがアカデミー賞受けするのではといわれており、この2作品の争いは激しいものになりそうだ。
その2作品に続く映画としては、映画『ザ・ファイター』、『ブラック・スワン』、『キッズ・オールライト』といったタイトルが挙げられている。『ブラック・スワン』は作品賞よりも、ナタリー・ポートマンの主演女優賞獲得の呼び声が高く、恐らく『キッズ・オールライト』のアネット・ベニングとの間で、この座をかけた激しい争いが繰り広げられると予想されている。
いずれにせよ、ゴールデン・グローブの結果が発表となり、アカデミー賞レースにも大きな拍車がかかってきた現在。映画ファンにとっては映画館とテレビから目が離せない季節の到来となった。
(取材・文:アケミ・トスト/Akemi Tosto)
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